食べあるきレシピ

まつぼっくり  岡山の隠れ家レストラン   

奈義町の国道53号線沿いの、驚くべき場所にその「まつぼっくり」はあります。

鳥取側から黒尾峠をぬけて岡山県津山市方面に行くときは、峠を超えた下り道の左側の奥まったところにあるため、だいたいの人がその存在を気付くことなく通り過ぎています。

岡山から鳥取方面に向かう時には、峠への登り道になるので、たまに通り過ぎるドライバーには、右側に「何かあるな」と、お店の存在がだんだん認知されてくることになります。

奈義町を抜けると、山あいに赤い橋脚の「馬桑(まぐわ)ループ橋」が見えてきます。

山あいに見えるループ橋
修復中の橋脚
馬桑ループ橋
幅13m、長さ180m、高さ40m 「鋼鉄製ラーメン橋」と呼ばれる形状のループ橋

このループ橋をのぼり、しばらく走ると、「屋敷の滝」という案内看板があり、その右手側がまつぼっくりの駐車場。

駐車場は広め。10台くらいの車が停められるようです。

まつぼっくり

駐車場の下は川があり、屋敷の滝の水流がちょうど合流する場所なのか、勢いよくザーザーと音を立てて流れています。

ロケーション的に、よくこんな場所に建てることができたなあと思います。

看板が入り口に置かれているけど、草木に埋もれてしまいそう・・・

屋敷の滝山荘 看板
正式な名称は「屋敷の滝山荘 まつぼっくり」

お店の入り口へ。

お店への道
入口への誘い

小道を歩く途中、右側に何やら不思議な造形物が。

水車のあと
かえる、カッパ・・

あとで調べてみたところ、これはもとは水車だったようです。

老朽化して壊れてしまったのでしょうか、木製の輪の部分は取り外されていますが、金具と土台だけが残っています。

さびてしまったカエルが、ものがなしい・・・

お店入り口
隠れ家オーラが
入り口看板
いい味出してる看板

昼をとっくに過ぎていた時間だったので、他にお客さんは誰もいません。貸し切り状態でした。

フロアはレンガが敷き詰めてあり、歩くとコトコト音がします。

時が止まったような感じ・・・

まつぼっくり店内
お店の支柱
建物を支える大きな支柱  

店内には、鳥のはく製や南米テイストの調度品がおかれています。

この雰囲気は何といったらいいのでしょうか?

お昼ご飯は食べてしまっていたので、コーヒーとスイーツをオーダーします。

カッサータ(初めて聞いた!)という、濃厚なチーズクリームにドライフルーツがちりばめられたケーキ。

珈琲とカッサータ

冷製チーズクリームにブルーベリーソースが絡み、ケーキというよりはアイスクリームみたいな食感です。

オーソドックスな味のホットコーヒーとベストマッチ!

ゆっくりゆっくり味わっていただきました。満足。

ぐるっと張り巡らされた大きな窓からは、庭の育ち盛りの草木がよく見えます。

草が特に伸びる今の時期、手入れも大変だろうなあ・・

まつぼっくりのメニュー。(2023年7月現在)

メニュー 飲み物
メニュー 定食

鴨料理がオススメのようです。

牛料理も何か気になりますね。

メニュー デザート

コーヒーを飲みながら、お店のホームページも閲覧していましたが、メディアにも頻繁に取り上げられたことがあったようです。

「メディア掲載欄」は、現在、データ整理中でした。

お店を出て、駐車場から庭に通じる道があり、少し歩いてみると、お店の全景が撮れるスポットがありました。

まつぼっくり 全景

外国の物語に出てきそうなたたずまい。

小人が住んでいそうな雰囲気。

本当にまつぼっくりのイメージ。

どんぐりのぼうしにも似ているようにも思えます。

雪が積もると、全体がかまくらのようになってしまうかも。

建物の老朽化は避けては通れないことだけど、その老朽さ加減が逆にこれからいい味を出してくるのかもしれません。

このロケーションと建物の特殊さをこれからもPRし続けて、もっともっと隠れ家的になってほしいと思います。

※2023年7月現在の記事
※店内撮影は許可を得ております

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