食べあるきレシピ

100%そば粉を使った「そば切り」の店 京都丹後半島 土肥(どひ) 

丹後半島は、京都北部にある半島で、日本海に突き出しています。

丹後半島地図
丹後半島の位置

京都市は言わずと知れた、国際観光都市ですが、丹後半島は京都市とは100キロはなれています。

京都って、縦に長くて、日本海にも実は面している、というのは、意外な感じを受ける人も多いかもしれません。

日本海に面している地域は「海の京都」と呼ばれていて、私はこの呼び方がとても好きです。

天橋立や伊根の舟屋など、海のすばらしい景観を感じられるスポットがいくつもあります。

手打ちそば 土肥(どひ)は、丹後半島の中央部にあって、近くには「道の駅丹後王国」があります。

県道482号線から少し中に入った、集落の中に、土肥はあります。

土肥 入り口

古民家を改装したお店。

庭も広く、よく手入れがされています。

いろいろな蕎麦屋さんを訪れて思うことは、やはりお店への最初のインプレッションって大事、とうことです。

そんなお蕎麦を食べさせてくれるんだろう、という期待は、

その蕎麦屋さんにたどり着くまでの景観や、

お店についたときの印象や匂いのようなもので、

変わってくると思うのです。

土肥の入り口
土肥の入り口

赤いレトロなポストが印象的。

お昼時でしたが、お客さんは少なく、すぐ席に案内してもらえました。

案内された席はなんと、屋外。

屋外席への通路
この通路を通り抜けて右に曲がると、屋外席につながっています
屋外席
屋根のある屋外席  向こうは花畑

至る所に花や植物があふれていて、畑仕事もかなりされているのでしょう。

屋外席の蕎麦には花畑があり、色とりどりの花が栽培されており、見ごたえがあります。

土肥の蕎麦は、自家製の十割蕎麦。

おすすめの「ざるおろし蕎麦」をオーダーしました。

少し緑がかったような、細めのコシのある蕎麦。

だしは、少し醤油が濃い目の味付け。

ねぎはこんもりと。

そして、これがウリの辛ーい大根おろし。

辛大根は、本当に辛いのとあわせて少しニガみもあります。

私はニガみは大丈夫な方、むしろ「なんだか体によさそう!」と思っている方なので、

大根おろしは美味しくいただきましたが、苦手な方もあると思います。

蕎麦と、辛味大根は本当にベストマッチ!

そして、とろみのあるアツアツのそば湯が登場、だしに注いで美味しくいただきました。

とろみのあるそば湯は本当に久しぶりだったので、

そば湯とは、サラサラかトロトロか、本当ならばどちらが主流なのだろう?と

疑問が湧いてきました。

コパイロットのBingに聞いてみました。

そば湯のサラサラとトロトロの違いは、そば湯に含まれるそば粉の量によって決まります。

 そば粉が多いほど、そば湯はとろみが増してトロトロになります。そば粉が少ないほど、そば湯はサラッとしています。

蕎麦本来のそば湯は、どちらが主流かというと、お店や地域によって異なります。

一般的には、関東ではサラサラのそば湯が多く、関西ではトロトロのそば湯が多いと言われています。

これは、関東ではそば粉を水で溶いてから茹でることが多く、関西ではそば粉を熱湯で練ってから茹でることが多いためです。

どちらのそば湯も、蕎麦の風味や栄養を楽しむことができます。お好みに合わせて、ストレートで飲んだり、つゆで割ったり、薬味を入れたりしてみてください。

完璧な回答、納得しました。

メニューにこんなメッセージがありました。

メニューのメッセージ

十割蕎麦のことを「そば切り」というのですね。

丸抜き、石臼挽・・蕎麦語もだんだん頭に入ってきています。

最後の、

「蕎麦打ち人」

かっこいい~!

メニュー
土肥のメニュー

手打ちそば 土肥の蕎麦は、すべて冷たいお蕎麦のみ!

お蕎麦を食べ終わるころ、

やはり隣の花畑あたりからやってきました、ヤツが・・

「プイ~~ン」

暑かったこの夏、気温が高すぎて活動を抑えられていた蚊が、ここにきて動き出したようです。

屋外席は、天気の良い時は景観を眺めながら食べられて最高なのだけど、

やはり蚊が集まってくるのは気になってしまいます。

刺されたら不快ですし。

こういう時期はやはり屋内でお蕎麦をいただきたいなあ~と思ったのでした。

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