太平洋の雄大なパノラマを体感!
梅雨の合間の晴れた日に、静岡県の御前埼にある 御前埼灯台(おまえさきとうだい)を訪ねました。
御前崎は、静岡県の最南端の岬で、広大な太平洋が見渡せる絶好の観光地にもなっています。
この灯台は、日本中の灯台を設計し、「日本の灯台の父」と讃えられているイギリス人のリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により、明治5年に完成しました。
ブラントン設計の典型的な洋式の灯台。
余談ですが、ブラントンは、横浜のまちづくりにも携わったらしく、日本中に西洋の文化を根付かせていった人物です。
御前崎灯台は、そんなに高すぎない山の上に立っているので、道路からのアクセスも良く、駐車場から歩いてすぐ灯台にたどり着くことができます。
訪れたのが絶好の晴天の日で、南国情緒たっぷりの灯台の姿が鑑賞できました。
灯台のデッキにももちろん上がってみました。
バルコニーに出たとたんにいっきに開ける視界と強烈な潮の香り!
これが、太平洋のにおいかあ・・
バルコニーから見渡す太平洋、ぐるり220度くらい?
スカーッとぬけている水平線。
地球が丸いのがとてもよおくわかります。
眼下に一面に広がる御前崎海岸には、ちらほら磯遊びをしている人たちも見えました。
子どもは夢中になって、水中をのぞき込んでいます。
一日中でも遊んでいられそうな場所。
この灯台の下にある遊歩道は、御前崎海岸にも下りていけるようになっているのですが、その途中に、
「地球が丸く見えるん台」という、眺望スポットがあります。
ここに立って、太平洋を見渡せば、地球が丸いのが実感できますよ!と。
きっと、夕日や夜景も美しくて、ロマンチックなんだろうなあ、と想像します。
灯台の瞳
灯台に上ると、レンズにもお目にかかることができました。
太平洋を照らす、灯台の美しい瞳。
御前崎灯台は、国内で初めて回転式の第1等レンズを使用した灯台であり、その美しい八面構成のレンズは、残念ながら第二次世界大戦の時に破壊されてしまったようです。
現在は第3等レンズを使用。第3等とは言っても、間近で見ると大きい・・
光到達距離は36キロメートル。
バルコニーから下りる階段はかなり狭め。
大人がそのまま下りようと思ったら少し窮屈かも。
上ってきた時の姿勢でゆっくり下りるのがラク。
灯台の下、おばあちゃんがひとりでやっているこじんまりしたお店があります。
御前崎海岸で採れたのでしょう、
小さくて、かわいい貝殻がたくさん、たくさん並べられていました。
見ているだけで何か懐かしい郷愁のようなものを感じます。
記念に、ちいさな巻貝を買い求めました。
この貝をみるたびに、御前崎の潮の香りが思い出せますように・・
御前崎市観光サイト
https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/kanko/watch_goaround/todai.html