『期待を裏切る店』で地元の味を堪能
「道の駅奥大山」のお食事処 なないろ樫
全国各地にある「道の駅」。
ふらっとドライブした折に寄る「道の駅」には、いつも、少しワクワクしませんか?
トイレ休憩はもちろんなのだけど、その土地、その地域にしかない特産物などが
わかりやすく売られているのが、道の駅の強み。
例えば、ソフトクリームなどは、その地域の特色が最も表れているものかもしれません。
こんなものまでソフトクリームに!そこまでしなくても!なんてものに出くわしたりするのも楽しいものです。
大きめの道の駅になると、お食事処も併設されています。
その、道の駅のごはん。
「よくあるあの感じのメニューね」
って思ってしまうことって多いです。
なんとなくプロフェッショナル感に欠ける気がしてしまう、道の駅のごはん。
しかし、「うちはそうではないのです!」と主張するお店、それが「なないろ樫」。
『期待を裏切る店』 道の駅奥大山です
「道の駅しか食べるとこないし、仕方ないか・・」
「他のお店が近くにあったら、道の駅のお店には寄らないよね」
ご来店くださった皆さまの心境は、きっと上記のどちらかにあてはまると思います。
道の駅奥大山は、そんなマイナスの期待を見事に裏切ります!
地元で採れる(獲れる)素材にこだわり、
化学調味料やレトルトを一切使わず、
丁寧にだし汁をとります
「道の駅がここまでするか⁉」
というくらい、手間と暇をかけ、
さらに愛情を込めて、美味しさにとことんこだわりました!
「ごちそうさま♪ 美味しかった♪」・・・その言葉が私たちの喜びです
ごゆっくりおくつろぎくださいませ
お店のリーフレットより
「期待を裏切る店」とは、道の駅大山そのものではなく、食事処「なないろ樫」のことを指しています。
実は数日前に地元の新聞に、行楽シーズンにおすすめのお店として載った「なないろ樫」。
その影響なのかどうかわかりませんが、平日のお昼なのに満席で、何組か待機中。
でも、待ち時間もすぐ隣のお土産物などを見て時間つぶしができるので、あまり困らない感じ。
やっと名前が呼ばれ、壁に面したひとり席へ。
さて、今回私が食べたかったメニューとは、
「奥大山セット」。・・シンプル
新聞にも載ってた、蕎麦とおこわがセットになったメニューです。
「大山おこわ」は、もちもちとした食感と、あっさりした味が特徴。
ちくわを入れたりするのが、他の地域とは違うところかもしれません。大山山麓で採れる山菜が入っているのもはずせないところ。
このシーズンの大山の紅葉を見ながら食す大山おこわは格別な感じがします。
そして、セットになっているお蕎麦のオススメポイントが、やはりきちんとPRしてあります。
「蕎麦屋さんより美味しい」と評判の本格そばです
- 香り豊かな奥大山産のそば粉を使用
- 名店直伝のそばつゆ
- そば湯で「ルチン」摂取!
ここのお蕎麦は、鳥取県米子市にある蕎麦屋「そば処 上代(かみだい)」からの取り寄せのようです。
ということは、「蕎麦屋さんより美味しい」という定義が永遠に解けない謎のようにグルグルしますが、そんなことはどうでもいいことかもしれません。
そば処 上代(かみだい) https://www.sobadokoro-kamidai.com/
そば湯も同時に出てくるスタイル。
オーソドックスな正統派のお蕎麦です。
蕎麦表面のぬめり感をもう少し切った方が、おこわとの相性が更に抜群になるかもしれません。
つゆは少し甘みが強めな感じがしました。
そして、大山おこわ。
待っていたのは、これでした!
もち米がたっていて美味しい色に艶めき、見るからにモチモチ感が伝わってくるおこわ。
味もジャスト!私好み。
もう少し食べていたかった・・。
売り場の方の「大山おこわ」は、すでに完売していて残念。またの機会に。
もうひとつ付け加えると、ここのカレー(地球カレーと名前がついています)もスゴイ!です。
これこそ、こだわりの詰まっている一品かも!
今年も、満足するおこわを食べられてよかった・・・
この後みた、秀峰「大山」の紅葉も見事でした。
毎年この時期には、必ずベストビューポイントの「鍵掛峠(かぎかけとうげ)」から、
紅葉の大山を愛でることに決めています。