岡山県の奈義町、国道53号線から少し入ったところに「そばカフェ木楽」(きらく)」はあります。
以前は、国道からの入り口にお店の案内看板が設置されていたと記憶しているのですが、コンビニができたせいでしょうか、現在は現在はなくなっているようです。
店主さんは工芸家のようで、自作の創作家具や工芸品も店内に飾られています(購入可能商品もあり)。
1Fのフロアは、飲食スペースと木造家具等のギャラリーとに分けられており、飲食スペースからは、すぐ横には、見晴らしの良いため池があります。
お料理を注文してからの待ち時間に、工芸品などを自由に見て回ることができるので、時間つぶしになっていいかも。
厨房には、アルバイトらしき若い男性が二人いて、土日に臨時でお手伝いしているのかなあ、といった雰囲気。なんとなく手持無沙汰のような感じがしたのは気のせいでしょうか。
メニューは、推しの蕎麦とスイーツも少々。
推しの蕎麦は3種類あって、群馬県産の「赤城そば(十割)」、広島県産の「比和そば(二八)」、島根県産「の「三瓶そば(二八)」から大体選ぶ感じです。それになぎビーフ丼をつけたり、スイーツをつけたりする感じ。そばソフトクリームなんてのもありました。
「そばと天ぷら」というセットメニューは、土日はやってなくて(客が多い時は天ぷらは揚げません、ということか)、残念な感じでしたが、十割の赤城そばが新そばだということだったので、小鉢2つとデザートのそばプリンがつく「ざるそばセット」を注文しました。
日替わり小鉢、プリンとも本当に一口で食べられそうなサイズで、どちらかというと女子向きなセットかもしれません。
十割の赤城そばは、そばの殻をとばした白そばで、細めです。
いつものように、何もつけずにひと口。
芳醇な蕎麦の香りが広がります。つなぎを使わない十割蕎麦なので、乱暴にすくいあげると、ぼそぼそ切れそうな感じ(十割独特のコシと言った方がよいですね)ではありますが、いかにも手打ちの素朴な感じのソバで、喉越しも良い感じです。
個人的には、もうちょっと太めでも良いかな~。
小鉢のそばどうふときんぴらレンコン風の炒め物がとてもおいしかったです。これの倍は軽く食べられるな…。
だし汁も甘すぎず濃すぎず。
薬味はワサビとねぎと大根おろし。
そば湯は始めから出る方式でした。
デザートのそばプリンも美味。これの3倍は軽く食べられるな…。
木楽のそばは、店主が厳選したソバの実を石臼挽きして、こだわって作られているとのこと。
やはり、ソバを食べるのなら、こだわりのある人が打ったソバで。
そばカフェ木楽 HPはこちら
ちょうどこの月は、2階のギャラリーでは「手作りこもの展」が開催されていたので、帰りに2階にも上がってみました。
上がってみて驚きましたが、2階のほぼ半分も客席になっていて、大きな窓から池が見渡せる空間になっています。
上がってみないとわからないことでした。
「手作りこもの展」は、かなり見ごたえもあり、ひとめで気に入った猫柄の赤いがま口財布を購入。
2階のギャラリーは月変わりでイベントが開催されているようで、
地元工芸作家さんたちにとっては、とてもいい出展場所にちがいありません。
こうやって、ヒトの作る素敵な小物を眺めながら、ゆっくりと流れる時間を過ごすことに心地よさを感じられるようになったんだなあ。