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PRESENCE プレゼンス  

1982年に結成され、日本のジャパメタブームの盛り上げに一役買ったプレゼンス。

西川茂のハイトーンボーカル、ドライブ感あふれる白田一秀のギター、恩田快人のベースと岡本浩明のドラムスが絡むタイトなリズムセクションがとても印象的な、ストレートなロックンロールをカッコよく見せつけるバンドでした。

プレゼンスのバンドメンバー(最終)  

ファーストアルバムに付録でついていたシール(懐かしい)の画像です。

プレゼンス メンバー
左上:Vo. SHIGERU(西川茂)  左下:Gr.(RUDY)白田一秀 右上:Bs. RADY(恩田快人) 右下:Ds. HIBARI(岡本浩明)

余談ですが、私が中学生の頃に流行ったマンガ、「いたずらなKISS(多田かおる著)」に描かれているバンドのモデルがプレゼンスだそうです。

マンガ家の多田かおる氏は、プレゼンスの大ファンで、ライブハウスにも毎晩のように足を運んでいて、メンバーともすごく仲が良かったことが、マンガ「ミーハー・パラダイス」の中に収録されている書下ろし作品「ミーハーかおる取材日記(1990年3月」に書いてあります。プレゼンスのメンバーは時々多田かおる氏のお手伝いもしていたとか。(多田かおる氏は、不慮の事故により1999年3月に急逝。)

ライブハウス通いなどほど遠い環境にいた私は、多田氏のマンガを本当にドキドキしながら読んでいて、バンドに群がるファンたちの気持ちを疑似体験していたような気がします。できることなら大阪や東京で生活してみたかった・・・と何度夢見たことか。

プレゼンスのリリースしたオリジナルアルバムは3作品。(ほかにライブアルバム1作品、ベストアルバム2作品)

活動期間の短いバンドではありましたが、今聴いてもあの頃を思い出してドキドキするアルバム、プレゼンスの残した軌跡を記しておこうと思います。

ハードでありながらもポップさもちりばめられたプレゼンスのデビューアルバム、

「PRESENCE」

リリースされたオリジナル作品の中では一番好きなアルバムです。

プレゼンス 1stアルバム

1stアルバム  PRESENCE

1.ROCK ME
おそらくライブ始まりはこの曲でスタート!していたのではないでしょうか。パーティーの始まりにジャストフィットしすぎている曲。途中曲調がスローテンポになるところも好きです。プレゼンスの代表曲のひとつ。

2.BAD BOY
ちょっとアンニュイでメロディアスな雰囲気の曲ながら、SHIGERUのハイトーンとRUDYのギターテクニックが随所に光る曲です。

3.I LOVE YOU ONLY YOU
スローテンポのナンバー。ここまで聴いてくると、RUDYのギターがどれだけないているか、SHIGERUのボーカルがどれだけかっこいいかがわかってきます。

4.SLOW DOWN
ギターがノリにノっているカッコよい曲。このアルバムでいちばんグルーブ感がある曲かも。ライブでも盛り上がる曲の一つではないでしょうか。

5.SHE LOVES ME
始めからハイトーンで始まり、突っ走ってハイテンションのまま最後まで。この歌を歌いきるのはほんとハードだと思います。酸欠になること必至!

6.ROCK DRIVE
サビの♪Ah~ あのステージを 夢見ながら行くさ~ のところのメロディーがすごく好きです。アマチュア時代から全国各地を回りながら、この歌を必ず歌っていたんだろうなあ。

7.7つのピアス
この歌は、ドラムスのHIBARIが作詞しているとあって、ドラムスが前面に出ている曲。SHIGERUのバラードの歌い上げ方も魅力的です。この曲を聴いて、ピアスを開けるのは人生を変えため、という意味もあるのだということを初めて知りました。

8.蜃気楼
プレゼンスの壮大なバラード。ジャパメタブームで有名になったバンドも、アマチュアの時は全国の小さなライブハウスを転々と廻っていたバンドも多く、「純粋に大好きな音楽を追いかけていたその頃の思いを忘れたくない」というメッセージの曲は、やはり心にグッときます。

9.LET’S DANCE
この曲のサビはすごく好き。このリズムによくこのメロディーと歌詞を乗せたな!と思うし、観客も、合いの手を入れやすい(古風な表現・・・)この曲構成。何よりもSHIGERUの歌い方がいいんだな~!アンコールに持ってこいの曲ですね。

そしてセカンドアルバムは、

「BLEEKER STREET」

プレゼンス 2ndアルバム

2ndアルバム BLEEKER STREET

1.Brand New Car
2.Please My God
3.Woh!
4.60´s
5.Imitation
6.Beat Beat
7.Baby We Can
8.Get Way
9.Fight
10. Vanity

どうしてもファーストアルバムと比べてしまうことになるのですが、セカンド・アルバムは、さらにポップ要素が強くなっています。曲の雰囲気もアメリカンロックと言ってもいいような、カラっとしたサウンドの曲が多いかも。

そんな中で、6曲目の「Beat Beat」は、往年のプレゼンスファンなら、ホっとする曲かもしれません。

ずっと前からやっていた曲的な感じがします。サビのメロディラインはとてもきれいで、何かのCM曲に起用されてもいいような感じ。

セカンドは、ラストの「Vanity」だけが唯一のバラード曲、それも短い!

ここでひとつの大きな疑問。セカンドアルバムをリリースしても、おそらくずーっと昔から演っているはずの、プレゼンスを代表する曲の一つである「Rock'n Roll」 がアルバムに収録されていないのはなぜ?

そしてもうひとつ、「LUCY」っていう曲も、プレゼンスの代表曲と言える曲だったと思うのだけど、この曲もない。

そして、プレゼンスのアリジナルアルバムではラストとなった、サード・アルバム

「Awaking Dogs」

プレゼンス 3rd アルバム

3rdアルバム Awaking Dogs

1.SHE IS AN AMERICAN
2.乾いた風の中で
3.AWAKING DOGS
4.VANISH
5.TENDERNESS
6.BORN TO BE ROCKIN'
7.DANCE IS ALIVE
8.ZINGARO
9.WE’LL MAKE IT TONIGHT
10. LIAR

サード・アルバムもセカンドからの流れで、ポップ色が濃い曲がさらに多くなり、ファーストで随所に感じられた、「悪ガキ」っぽいワイルドな粗削り感は極力抑えられ、アレンジもスマートな感じになり、オシャレになった「プレゼンス」という感じが否めません。

4曲目の「VANISH」は、このアルバムの中でいちばん聴かせてくれる曲だと思います。

そして、おそらくプレゼンス初となる、歌詞が全英語の「WE’LL MAKE IT TONIGHT」。

そして、やはり、サードアルバムにも「ROCK’N ROLL」や「LUCY」 は収録されていなかったのでした。

唯一、「ROCK’N ROLL」を聴けたのは、その頃、毎月夢中で読んでいた月刊誌「ロッキンf」の付録だったシートレコードでした。

「ROCK’N ROLL」は、実はシングルでリリースされていたのですが、私は入手していませんでした。

セカンドアルバムがリリースされる2カ月前にリリースされていたようです。

・・・ならばどうしてセカンドアルバムに収録されなかったのか?謎です。
※のちにリリースされたベストアルバムには、「ROCK’N ROLL」、「LUCY」はちゃんと収録されています。

プレゼンス 3rd 付録
3rdアルバムの付録 ミニカレンダーより

プレゼンスは、1989年に解散してしまいました。

メジャーデビュー後、レコード会社からの指示によりポップ化していく音楽性に不満を感じたGuitarの白田一秀の脱退がきっかけとなって、解散に至ってしまったようです。

バンドを売れる商品として育てたい事務所と、事務所の求める音楽ではなく自分たちのやりたい音楽を貫きたいバンド。双方が少しずつそのギャップを埋め合いながら、譲歩しながらアルバムというものは生み出されるものなのでしょうね。

メジャーデビューしたバンドが必ずと言っていいほど通る、「音楽の方向性の違い」という壁。それは対事務所だけではなく、メンバー内でも起こることはあります。

プレゼンス CD『非常口9.11』

プレゼンス再結成へ

が、それから30年後。

2020年2月15日、プレゼンス再結成。東京の「CLUB PHASE」にて、再結成ライブが行われました。

Guitarの白田一秀(それまでのRUDYからRUDEEに改名)は、もともとメジャーデビューしたアースシェイカーのローディ(バンドを支える裏方。会場までの機材搬入、セッティング、チューニング、本番時のサポートを行う。)をしていました。

その縁でアースシェイカーのボーカリスト西田昌史の還暦ライブで、プレゼンスが一夜限りで再結成したのがきっかけとなって、オリジナルメンバーでの再結成が叶ったようです。

しかし、その年末、白田一秀が体調を崩し、病気療養のために治療に専念することとなり、残念ながら活動もそこでストップしてしまったようです。

2023年7月の終わり、白田一秀が急逝したとのニュースがSNSにあげられました。享年59歳。

RUDEEを見たのは、GLAND SLAM在籍時に、1990年に大阪で行われた花と緑の博覧会のイベントで演ったライブの時。

あいにく大雨の降る日だったと記憶しています。

席も後ろの方で、なかなか見えなかったのだけど。

それが最初で最後。

美しく、テクニカルなギターで魅了してくれたRUDEE。

プレゼンスそのものだったRUDEE。

ご冥福を祈ります。

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