但馬にはいいお蕎麦屋さんがあります。
あちこち出かけるようになって、但馬の道もよく通るようになりましたが、以前は気が付かなかったお蕎麦屋さんの看板が目につくようになりました。
近年になってぽつぽつと増えてきたと感じるのは気のせいでしょうか。
その中で、日高町の国道482号線沿いで見かけるようになった「和そば 道」という茶色の看板。
看板も何となく新しそうだし、なにやら漂ってくるこだわり感…のようなものを感じ、訪れてみることに。
看板に誘われて、迷わずたどり着くことができました。駐車場も広く、数台しか駐車していなかったので、あまり待たずに食べられるかも…と期待します。
店内に入ると、とてもいい蕎麦だしの香りと木の香り。
とてもいいにおいです。
私は、お店に入った時のにおいがそのお店に合っていてとてもいい香りだと、必ずそこのお料理はおいしいに違いないという固定観念があります。
そして、蕎麦と木の香りというのはとてもマッチしていると思っているので、入った時点でもうほぼ満足感を感じていました。
ヒノキ?の香りがとても新しい感じで、このお店ができてまだそんなに経っていないのだな、ということもわかりました。
メニューはシンプル。定番の十割蕎麦「田舎そば」を注文しました。
田舎そばは「玄そば」という、周りの皮も石うすで挽いたそば粉を使ってあるので、黒っぽいお蕎麦です。
もうひとつ「抜きそば」というメニューもあるのですが、これは皮を除いたそば粉を使っているので、白っぽいお蕎麦です。
お好みでどうぞ、ですね。
この2種類のそば粉のサンプルがビンに入れられて席に置かれていて、そのあたりのサービスも心地よく感じました。
天ぷらも。
まずは、そのままなにもつけずにそばをいただきます。
・・・ほのかに香るこおばしさ。
十割蕎麦の極意。
つゆにつけなくとも全部食べられるんじゃないかと思わせるお蕎麦。
丁寧に美しく作られたお蕎麦。
作り手の心意気を感じさせます。
お蕎麦のつゆも甘すぎず、濃すぎず。
だしが丁寧に取られているのがわかります。
これまたこだわりのある器に入れられたそば湯も全部いただいてしまいました。
おかわりしてしまいそうでした。
季節の野菜天ぷらも、そば粉を使った衣の天ぷらということで、見た目は少し黒っっぽく、衣が薄いものの、ヘルシー感満載で、私には大満足の天ぷらでした。
手前の緑の山菜は、お店の人も説明してくださったものの、名前が思い出せないのですが、シャリシャリしてとてもおいしい山菜でした。
・・・蕎麦には山菜もよく似合う。
デザートに栃餅もついています。この栃餅がまたすばらしかった!やわらかくて甘すぎないこしあん。
この栃餅は地元のもののようです。ご主人によると「本来の栃餅のひとまわり小さいものを特別に作ってもらっているんです」とのこと。
とても美味しかったので、帰途、おそらくその栃餅を作っているであろうお店に寄り、買い求めました。
お店では、「なごみプリン」や「オーナーお勧めのワイン」なども売られています。
たぶんおそらく確実に絶品なのでしょう!
和そば 道 ホームページ
https://www.wasoba-michi.com/