「兵庫県の神鍋高原」と聞くと、スキー場としか思い浮かばなかったのですが、ここにも興味をそそる蕎麦屋さんはあります。
「そば処 無量庵」は、「お食事処わらく(和楽)」で、ランチタイムに限り、豆腐を練りこんだ手打ちそばをいただくことができます。
古民家風の建物。入口のくぐり門から小道を歩いて玄関へと向かうのですが、手入れされて風情のある庭が、「そば処」への世界への誘いをうまく演出しています。
すでに何組か待っていましたが、待つ場所も店内にちゃんと設けてあり、年代物の調度品を眺めているうちに時間がたってしまいます。
わらくは、予約制の会席料理も手掛けるお店なので、一品料理もぜひ賞味したいと思い、日替わりのいくつかのおそうざいもセットになった「嬉楽ら(うらら)」をオーダーしました。
きたーーーー!
手前のとろとろこんにゃくととろろ芋に、アクセントでワサビがちょっとのっかって、混ぜ混ぜして食べると、こ、これは・・・なんと美味な・・・こんにゃくがこのように変化(へんげ)できるとは。
ごはんもついていたのは驚きでしたが、添えられているするめ糀漬けが美味しくて、箸がすすんですすんで・・・結局食べてしまうのでした。
そして、これに豆腐つなぎのお蕎麦がつきます。
結構ボリュームがありそう。
長細いせいろに敷き詰められたお蕎麦は、他のお店で出される蕎麦よりも断然量が多いように感じます。
豆腐つなぎのお蕎麦なので、香りもどこかまろやかな感じがしたのは気のせいでしょうか。
お料理と蕎麦で、お腹はもう十分満たされます。
わらくがお料理自慢のお店なので、おそうざいや一品料理の存在感も抜群でした。
贅沢な「ごちそう蕎麦」をいただきました。
途中、礼服を着た方たちが出入りされていたので、法事の精進落としなどにもこのお店はよく利用されているようです。
わらくにはもうひとつ、離れの宿泊棟に特別室「山笑」が併設されています。
和室10畳のお部屋で宿泊は一日一組のみ、ディナーはもちろんわらくの会席料理。温泉「野土香の湯」という半露天風呂も部屋についています。
お食事をいただいた後に、ぐるっと宿泊棟の周りを歩いてみましたが、ゆーっくり、のーんびり、こんな場所で気ままに過ごすのもいいなあ、と感じました。
星空とかきっとめちゃめちゃ綺麗なんでしょうね。
そうだ、今の時期(6月上旬)なら、ホタルとかも見られるのかも。
和楽(わらく)のホームページ
https://kannabe-waraku.com/