リピートしたくなるお店!
「きみの蕎麦に」。
このイカしたネーミング。
蕎麦屋さんらしくなくていい感じです。
このお店は2022年7月にオープン、まだ新しいお店です。
お店の名前が特徴あるせなのか、オープン当初から気にはなっていました。
鳥取市内にはもともと蕎麦屋さんが少なく、これまで何件か訪れたことはありましたが、
リピートするまでに気に入ったお店がなかったのです。
鳥取市内に用事ができた日、「そういえば、あの蕎麦屋さん行ってみよう!」
急に「きみの蕎麦に」のことを思い出したのも、これは何かの縁、行ってみることにしました。
お店は、鳥取駅からそう遠くない、若桜本通り沿いの「パレットとっとり」内にあります。
少し奥まったところにあるので、本通りからは見づらいかもしれません。
お昼時でしたが、タイミングが良かったのかすぐ席に着くことができました。
天ぷらも食べたかったので、ざるそばと野菜天盛り合わせを注文しました。
お蕎麦は、オーソドックスな黒めの蕎麦。
まずは、何もつけずにいただきます。
水切りもちょうどいい感じ、パサパサ・ヌルヌル感もありません。
甘すぎないつゆを麺の先に少しだけつけていただくと、
蕎麦の風味がひろがります。のど越しもとてもいい。
次は、テーブルにおいてある塩でいただいてみます。
蕎麦と塩は、あいかわらず相性いいペアだな~と再確認。
店主の「こだわり塩」などがついていると、なお良いかも!と思います。
驚いたのは、野菜天盛り合わせ。
5種類もの野菜で、お値段が280円。なんとお安い!
カラッと揚がっていて、サクサク!
大葉好きな私にとっては、この片面揚げの大葉はたまりません。
お蕎麦とともにいただくなら、天ぷらはこの量、この種類で十分です。
「おすすめの食べ方」の説明書きも置いてあります。
こういう説明書きを読みながらお蕎麦をいただくと、
ますますおいしく感じてくるから不思議です。
蕎麦に思い入れる店主のこだわりみたいなものを感じさせる手段は、
どんなお店でも積極的に出してもいいんじゃないかと個人的には思います。
あんまりしつこすぎるのもいけませんが。
・・そういえば、兵庫県の蕎麦どころで有名な、出石のある蕎麦屋さんに入ったときのこと。
お客さんへの注意を促す貼り紙の多さに辟易したことがありました。
店内いたるところに、筆書きの注意書きが貼ってあるのです。
特に「軒が低いので頭をぶつけないで」という貼り紙は、等間隔に何枚も貼られていて、
まっ先に思ったのは、「この店なんだかしつこい・・」ってことでした。
お客さんを心配しての注意書き、というよりも、自分たちの都合の方を全然優先しているんじゃないか?
お客さんを全く信用していないんだな、という残念な感じ。
いくら美味しいお蕎麦を出されても、そこでお店の印象は半減してしまいます。
「さりげなく自分のこだわりをアピールする」
商売においては、このさじ加減は、とっても必要なものだと思います。
閑話休題。
美味しい蕎麦だったので、お会計の時に蕎麦の産地を聞いてみました。
鳥取県の大山町産の蕎麦、とのこと。
県内産のものを使っていることに、とても好感を持ちました。
次回は、ご飯や一品、お吸い物、浅漬けがついている、バランスの良い「ランチ御前」を食べてみたいなあ、と思いました。
店内には、カウンター席もあるので、おひとりさまランチタイムもゆっくり楽しめそうです。
お食事すると、パレットとっとりの駐車場が30分無料になります。
駐車場がありそうでなかなか見つからない鳥取駅近辺。
30分で注文して食べきるのはなかなか至難の業ですが、それでもありがたいですね。