自家製さぬきうどんの北条製麺所
あらためて、私はうどんが大好物です。
うどんといえば、香川県の「讃岐うどん」の右に出るものはいない、のでしょう。
太い、コシのある、薄味のおだしでいただく讃岐うどんは本当に美味しい。
高松市にうどんを食べに行こうものなら、製麺所は2軒はしごしないと気が済まないほど。
しかし、鳥取県にも讃岐うどんに勝るとも劣らないうどんがあるのを知ってしまいました。
「ランチはうどんでも全然平気!な方であれば、鳥取県に来ていただく機会があるなら寄ってみてほしい製麺所を紹介します。
場所はいたってわかりやすく、鳥取県を東から西まで横断している主要道の国道9号線沿いにあります。
ただ、この場所(北条バイパス)は、高架建設のため工事中となっていて、お店自体は国道から見えなくなっています。工事が終わるまでもう少しの辛抱なのでしょうが・・
国道沿いに、お店の看板は設置されていますが、それでもいまひとつわかりにくいかも。
北条オートキャンプ場の横にいくつか店舗があり、その中のひとつが北条製麺所です。
駐車場は広々としていて、停めるのに全く困りません。
私自身、うどん屋さんがあるんだなあ・・とはずいぶん前から認識していたものの、なかなか寄ってみようという気持ちにはなりませんでした。
しかし!来てみてビックリ!
それは、道の駅に隣接しているような食堂のうどん店ではなく、れっきとした「製麺所」なのでした。
なので、お店のシステムは、基本的にセルフ。
讃岐うどんの多くの製麺所がそうであるように、天ぷらの種類もそれほど多くはありません。
「自家製讃岐うどん」と堂々と看板にもPRされているように、うどんで勝負をかけている気がします。
中四国各県にチェーン展開されているうどん店の「丸亀製麺」は、誰もが知っているうどん店になりましたが、いやいやどうして、北条製麺所のうどん、かぎりなく讃岐うどんです!
今回は、ぜひ食べたかった「鍋焼きうどん」をまっしぐらに注文。
札を渡され、席で待っていること数分、コールされてうどんを受け取ります。
本格的、「鍋焼きうどん(中)」。
これ、ぜったい美味しいヤツ。(この表現使ってみたかった)
鍋約うどんの王道具材が勢揃い!
そして、これで690円というお値段にも、再び驚くのでした。
ちなみに、小は620円、大は760円で、大盛りであっても、1000円以内という驚異の価格設定!
そもそも、鍋焼きうどんにも、大・中・小が注文できるようになっているのが、他のお店にはないところ。
他のメニューを見てみると、すべて量が「大・中・小」で選ぶことができるように配慮されていて、これはカユいところに手が届く、というか、特に女性にとっては嬉しい選択権ではないでしょうか。
麵の太さ、コシ、ゆで具合、申し分ありません、とてもおいしいうどん。
そして、牛肉がまた甘くてやわらかく、たまごもほどよいゆで上がりになっています。
これは、肉うどんも絶対美味しいはず。
たまごは、はじめはつぶさずに残しておき、最後に溶いてだしと混ぜ合わせていただくと、これまた、まろやかなだしの味を楽しむことができます。
必死で食べるので、汗がふきでてきます。
「鍋焼きうどん」は、ふーふーしながら具材とうどんの熱さと格闘しながら食べるので、小盛りを頼んだとしても、その「食べた感」は十分得られると想像します。
こんなに美味しい鍋焼きうどんを食べたのは、本当に久しぶり。
リピート確実です。
もうひとつ、だいじなこと。
厨房の中にいる店員さんも、全員とても感じ良くて、はじめから終わりまでずーっと元気にあいさつされていたこと。
うどんが美味しいのは、そんなところもすごく関係しているんじゃないか、というのは、いろんなお店をみてきて感じるところです。
うどんの注文を受けていた若い男性の店員さんも、アルバイトさんなのでしょうか、きちんと育成されているのが、なんとなく伝わってきます。
うどん店はの手前には、季節の特産物のお店もあったりして、道の駅っぽい雰囲気。
ここの特産物は「ねばりっこ」という長いもです。普通の長いもより粘り気が強いのが特徴。
鳥取に来なった時にはぜひ寄ってみんさいなー。