推しBANDレシピ

HIP  SUZEE★SUZY  女的  GIRLS  MARBLE KIDS

1990年代のカッコいいガールズバンドをふりかえる 

HIP
SUZEE★SUZY スージー・スージー
女的 ガールティック
GIRLS ガールズ
MARBLE KIDS マーブルキッズ

まだまだ魅力的なガールズバンドはあります。

イキマキ系・・・曲調は男勝りなゴリゴリしたロックであり、ビジュアルも息巻いているバンド
オナノコ系・・・曲調はキャッチ―で、フツーの女の子がバンド組んじゃいました~的なバンド

引き続きこの分類で懐かしんでみます。

 

HIP(ヒップ)

HIP アルバムジャケット
GIRLS ARE ROCKIN’ 1989年6月

今は廃刊になっている音楽誌「ロッキンf」のインディーズレーベルなどの広告ページで、ジャケ買いしたバンドです。

記憶が定かではないのですが、まずカセットを買った記憶があります。

広告欄のわずかな説明書きに何と書いてあったのか忘れてしまいましたが、「女性3人組の…ヘヴィメタの…男顔負けの…」みたいなワードにはすぐ飛びついて注目していました。

文句なしのイキマキ系バンド。

絶対タバコガンガン吸って、酒もジャックダニエルとかガンガン飲むんだろうな、怖い人たちかも…と思ってましたが、あくまでイメージです。

ストレートなロックサウンド(ヘヴィメタ?)。4曲目の「You’re so good」はヴォーカルも変わりメロディアスな曲になっていますが、これもHIPらしい感じがしてとても好きです。

 

女的(ガールティック)

ガールズティック アルバムジャケット
う・そ・つ・き  1990年

男女混成バンド。

何度かメンバーチェンジもあったようですが。カテゴリーとしては、イキマキ系でもオナノコ系でもなく、ビジュアル系ヘヴィメタというようです。

このアルバムはメロディアスな曲がほとんどなので、ヘヴィメタとは言えないかも。

1990年代には、見た感じよりも実際に聴いてみたら意外とポップだった~というバンドも多かったかもしれません。ヴォーカルの姫さんは、今は世界的なジャズヴォーカリストになっていらっしゃるようです。

 

SUZEE★SUZY(スージー・スージー)

スージー・スージー アルバムジャケット
Mystery Zone(ミステリーゾーン) 1988年12月

パンクロックバンド。

イキマキ系ほどではなく曲はメロディアス調。

全体的に哀愁を帯びたサウンドというか、社会の片隅で悩みながらも前に進もうとしている女性の思いをジャキジャキジョキジョキの粗削りな音に乗せてる感じがとても好きです。

このCDの前にLPレコード盤もリリースされています。元シーナ&ロケッツの東川元則氏がいくつか作曲を手掛けています。

そしてなんとこのCD、裏面の曲順と実際に収録されている曲順が全く違う!

LPレコードの曲順のままになっているのでしょうか?あいまい感が手伝ってとても貴重なCDです。

 

このバンドも押し!>

1.GIRLS(ガールズ)

GIRLS 野良猫アルバムジャケット
1994年にCD選書シリーズでリリースされた「野良猫(1977年)」

1990年代デビューのバンドではありません、念のため。

昭和に誕生した日本初のロックロールバンド、ガールズ。

曲を聴くとなるほど昭和の香りがそこはかとなく漂いまくります。ジャケットのメンバーの写真も昭和感満載でたまりません。

間奏に入るギターの合いの手のようなチャカチャカ音も見逃せません。

あばずれ(久しぶりに使いました)感を前面に押し出しているロック。

場末のスナックでけだるく歌いたいような曲。

曲全体の雰囲気とか、収録曲の半分が海外のバンドのカヴァー曲なので、海外アーティストに多大な影響を受けているのが分かります。

ギターは後のジューシィ・フルーツのイリヤ。意外な経歴です。

ガールズが活動していた頃は、私は小学生で全く知りませんでしたが、どんな流行り方をしていたのかとても興味があります。

 

2.MARBLE KIDS(マーブル・キッズ)

マーブルキッズ アルバムジャケット
MARBLE(マーブル) 1993年6月

全国的に有名になったわけではありませんが、この山陰地方ではかなり知名度があったバンド「MARBLE KIDS」。

その頃のテレビの地方局の番組でテーマ曲を歌っていて、その曲(パラダイス)を聴けば、鳥取の人なら「ああ、あの曲ね!」と必ず知っていたほどです。

みんな、倉吉の同じ高校出身で、高校の頃から活動していた記憶があります。

その頃、「BSヤングバトル」という全国につながるバンドコンテストイベント(懐かしい~)があって、中国大会で確か優勝したんじゃなかったかな。

メンバーも20歳を過ぎ、それぞれの道ができたんでしょうね、残念ながら解散してしまいましたが、すごくすごく気になっていたバンドだったのでラストライブはぜひ観なくては!とひとりで見に行きました。

ラストライブは、中部の日本海新聞社屋のホールだったと記憶しています。

ヴォーカルの宮本さん(AKKO)、これで辞めちゃうのもったいないなーと思いつつ、すごく切なかったのを覚えています。

倉吉という小さい町でも、こんなキラキラ光る才能あふれる女の子たちがいるんだ!ということが本当に驚きでもありました。

その頃の話、弟がパン屋さんでアルバイトで働いている宮本さんを見かけ、「あっ!マーブルキッズだ!すごくびっくりしたわいや」と言ってたのを懐かしく思い出します。

アルバム「MARBLE」で好きな曲は、4曲目「そこそこ美人」、6曲目「勝手だね」10曲目「から元気」。

2009年に一度復帰、その時テレビで放映していた特集も観た記憶があります。

それ以降、ドラムスのRITSUKOさんを米子であったアースシェイカーのライブで見かけたこともあったりしましたが、現在も活動は続いているようで、嬉しいことです。

ぜひ復活ライブをしてほしいと切に望みます!


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