推しBANDレシピ

ハリウッド スター ウェイ  たちくらみ  RUBBY  ROSE  さくらさくら  マジェンダ  セイレーン

1990年代のカッコいいガールズバンドをふりかえる 

HOLLYWOOD STAR WAY 
Tachikurami 
RUBBY 
ROSE 
さくらさくら 
MAGENDA 
SEIREN

1990年代には、本当にいろんなガールズバンドがデビューしてはいつの間にかいなくなっていました。

ジャケ買いも含めて、よくもまあいろんなバンドのCDを購入したものだと思いますが、どのバンドにも愛着があって、バブルのそわそわざわざわした時代を一緒に駆け抜けてきた感じがするのです。

いま、久しぶりにケースを開け、歌詞カードをめくりながら歌を聴くと、このCDを買ったときの場所とか思いとか、そんな「におい」をまた感じ取れて、なつかしさを感じます。

どのバンドも売れることを夢見て意気揚々とデビューしたにちがいありません。

聴けば誰もが知っているほどには売れなかったけど、私だけはちゃんと何度も聴いていたよ、そんな言葉をかけてあげたくなるバンドたちです。

収集したCDのバンドは、大きく2つのカテゴリーに分けられ、それぞれ系統名をつけてみました。

イキマキ系・・・曲調は男勝りなゴリゴリしたロックであり、ビジュアルも息巻いているバンド
オナノコ系・・・曲調はキャッチ―で、フツーの女の子がバンド組んじゃいました~的なバンド

オナノコ系バンドは、その頃の人気番組だったイカ天(イカすバンド天国、バンドオーディション番組でした)にもたくさん出ていた記憶があります。意外と売れた曲もありましたね。

でもしかし、CD聴くだけじゃなくて、ライブに行ってみたかったなあ、というのが、青春の忘れ物です…

 

HOLLYWOOD STAR WAY
(ハリウッド・スター・ウェイ)

HOLLYWOOD STAR WAY アルバムジャケット
EASY GOING! 1990年8月

俗な言い方をすればケバケバな4人組。なのでイキマキ系。

1990年代はこういうバンドは出てくるのは必然だった感じがします。曲もノリノリ(もはや死語?)、アメリカンテイストが存分に盛られています。

♪つらいなんて言葉~ いいっこなしだぜ~ など、男勝りなフレーズが出てくるのもバブル期あるあるでしょうか。

個人的にきらいではありません。

 

Tachikurami(たちくらみ)

たちくらみ アルバムジャケット
SAVE THE EARTH(地球ヲ救え) 1990年1月

イカ天にも出ていたバンドです。文句なしにオナノコ系。

この時代によくあるバンドのメンバー構成、男子が1名ドラムたたいています。

このアルバムにも収録されている「かっこいいパパがほしい」は、割と出回っていたように思います。

他に「チカンにあいたい」「パンツ!パンツ!」など、今なら出禁になってしまいそうな歌を堂々と歌っています。

 

RUBBY(ルビー)

RUBBY  花子は太郎が好きなんです アルバムジャケット
花子は太郎が好きなんです  1990年代

このアルバムには5曲収録されているのですが、どの曲にもぐいぐいと引き込まれ、ひそかに曲のクオリティーが高いのではないかと思ったりします。

ヴォーカルのSachikoは男女の声色を実に器用に使い分けて歌っているのもとてもおもしろくて。

オナノコ系には分類するものの、次のアルバムをぜひ出してほしかった… 

2曲目の「リボンのないプレゼント」は、車でドライブしながら一緒に歌うと、シャウト具合がちょうどよくて本当にスカッとします。                         

 

ROSE(ローズ)

ROSE アルバムジャケット
ROSE  1998年

正統派ハードロックバンド。イキマキ系。

4曲入りのアルバムで、3曲目はディープ・パープルの「SPEED KING」をカバー。

ゴリゴリしてて、この音源はとても貴重だと思います。きっと当時もコアなファンがたくさんいたんだろうな、と思わせるバンドです。

 

さくらさくら

さくらさくら アルバムジャケット
Giris Know Everything(女の娘は知っている) 1991年7月

バブル期のフワフワした時期を楽しく過ごしながらも、普通の女の子であれば必ず経験するであろう少し切ない日常も描く歌が、時代を象徴している気がします。

オナノコ系、キャッチ―なフレーズがポップスに近い感じもしますが、間奏のギターなどはしっかりとロックしています。

ピンクサファイアにとても近い感じのバンドで、3曲目の「女の娘は知っている」は、ドラマの主題歌になっていようものなら売れたんだろうにな、と想像します。

 

MAGENDA(マジェンダ)

マジェンダ アルバムジャケット
GAMBLER(ギャンブラー) 1990年

ストレートなロック、イキマキ系。

このバンドのCDはジャケ買いでした。

割れたワイングラスのイラストにマジェンダ、なるほど。そしてバーで、お酒を飲む風でもなく整列するメンバー。こういうの、たまりません。

ヴォーカルのMIHOさんの野性的なハスキーヴォイス、イキマキ系の王道を行く感じがとても好きです。

思えば、現在はこういうバンドが出てきてないのはなぜなんでしょうか?

バブル期というのは、日本中のテンションが高かったために、これまで男性ロックバンドが主流だったのを、「女性でもロックしたっていいんじゃないの?」と、パワフルでタフな女性たちが自己表現を始めた黎明期でもあった、とも言えるかもしれません。

 

SEIREN(セイレーン)

セイレーン アルバムジャケット
Under THe Blue Wave 1991年4月

このバンドもジャケ買いで、イキマキ系のバンドを求めて開拓していた時にみつけたCDでした。

全4曲入り、1曲目と2曲目の曲調の変わり様がはげしく、結局あまりリピートして聴かなかったのですが、メジャーレーベルからリリースされているのを見ると、他にもこんなバンドたくさんあったんだろうな、と思います。

紙ジャケ仕様で、なかなか貴重です。


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