1990年代のカッコいいガールズバンドをふりかえる
aphasia(アフェイジア)
女性3人組のハードロックバンド。aphasiaを初めて聴いたとき、久々に硬派なガールズバンドが出てきたな、と感じました。
こうしてアルバムジャケットを並べてみると、かなりリリースしていたんだなあ、と改めて思います。
途中、メンバーの脱退・加入がかなり頻繁にあり、現在でも活動中のようです。
ボーカルも初期の流風(るか)さんからSion(しおん)さんに代わっています。
ボーカルが変わると、バンド自体のカラーが全く変わってしまうので、どんなアフェイジアに変わったのかとても興味があります。
1st Mirage on the ice(1999年12月)
2nd Wings of fire(2001年6月)
3rd Labyrinth in my heart(2003年3月)
4th WILD AND INNOCENT(2004年2月)
5th Gambler(2006年8月)
6th Ever-lasting Blue(2017年8月)
ミニアルバム
・Mirage 2005(2005年10月)
・Sweet Illusion(2009年8月)
一番好きなのは、メジャーデビューアルバムとなった3thアルバム「 Labyrinth in my heart」。
全体的にドラマティックな展開の曲が多く、特に1曲目は、すごく攻撃的で、「1発カマされる感じ」の曲です。
フェイドインしてくるイントロ、「くるぞ… くるぞ…、キターッ!!」
疾走感あふれる曲が続き、流風さんのスパーンとぬけたパワフルボイスが心地よく響きます。
3th「 Labyrinth in my heart」と、5th「Gambler」は、似ている曲が多く、そこも面白いところかもしれません。
2017年にアルバムがリリースされてからこのかた、リリースが途絶えているのをみると、活動は休止状態になっているのかもしれません。
アフェイジアも大売れした曲こそなかったものの、バブル時代に出現したたくさんのガールズバンドが消えてしまい落ち着いてきたころに、着実に正統派ハードロックを貫いてきたアフェイジア。
認めるファンは多かったと思います。このバンドのライブを観ることができなかったのも、青春の心残りです。