1990年代のカッコいいガールズバンドをふりかえる
LADIA
Jaco:Neco
CRYSTAL WARS
Ladia(レディア)
3人組のハードポップバンド。
このバンドの1stアルバムはいわゆる「ジャケ買い」でした。なんか良さそう…勘だけでしたが、自分的に大当たり!でした。
<リリースアルバム>
1st Year of 1989(1992年9月)
2nd HANDSOME(1993年9月)
3rd OH!ZAPPA(1994年11月)
曲の表情がはっきりしているので、聴いているとその世界にあっという間に引き込まれ、何度も聞きたくなってしまうという中毒性のあるナンバーばかり収録されています。
「せつなさ」を曲にうまくのせていて、とにかく聴かせてくれるんです。
技術的にどこがすごい!ということはあまりわからないのですが、すごく上手いバンドではないのでしょうか。
プロモーションのこともあったのでしょうが、すごく売れてもおかしくない実力を秘めているのを感じていました。
3rdアルバムの「OH!ZAPPA!」はそれまでのアルバムと全く違っていて、ワイルド感やラフ感が前面にゴリゴリ出されていながら、それでいて、いい意味での力の抜き具合がすごくはまっています。
これこそLadiaの真骨頂なのではないかと思うのです。凄くカッコイイ女の人たち!!
今となっては、だけど、ライブで観たかった…。
Jaco:Neco(ジャコウネコ)
3人組ハードロックバンド。
迫力のある骨太サウンドで我が道を突き進む感じのするバンドでした。
”笑わない”メンバー。ドラムスのグレースさんが何かと気になる存在でした。
1st JACO:NECO(1989年6月)
2nd High People(1990年6月)
3rd 3P(1990年11月)
ストレートで骨太なサウンド。
1stアルバムの「ストローヘッド」の変拍子がテクニカルで何度も聴いてマネしてました。
少し前の時代を感じさせる雰囲気の曲が多いですが、そこがJACO:NECOの独特感を醸し出していて、そんなところにハマればとことんまでハマりまくりそうなバンドです。
2ndアルバムで、カルメンマキ&Ozの「私は風」をカバーしているあたり、やっぱりこれはあるよね、という感じです。
CRYSTAL WARS(クリスタルウォーズ)
女性4人組ロックバンド。ちょっと様式美っぽいかもしれません。
曲はキャッチ―ですが、しれっとハードロックしてるのが好きです。
1st CRYSTAL WARS(1992年5月)
2nd BLUE(1993年7月)
ボーカル井上留美子の少しハスキーな声がとても魅力的。
1stアルバムの「MOTTO³~…感じたい~」は、すごくドラマティックな曲で何かの主題歌になっててもよさそうな曲です。
2ndのトップ曲「共犯者」も同じく、ドラマの主題歌になるべき曲。
♪どんなにMOTION 隠してもEMOTION 安心してよ 二人は共犯者~
今となっては、レアなバンドに分類されてしまうのでしょうが、そのバンドが生き生きと活動していた時に運よくタイミングよく注目できていたのは、すごく嬉しいことです。