推しBANDレシピ

アースシェイカーへのLove Letter  出逢い

部屋の天井に貼っていたポスター

1978年に、関西出身のヘヴィメタルバンドとして結成された「アースシェイカー」。

私の青春を彩ってくれた、推しに推したバンド、「アースシェイカー」。

高校2年生のある日の夕方、地方ラジオ局から流れてきた曲が、勉強と部活で通り過ぎていくいつもの日常に、変化をもたらしてくれたのです。

部活動で疲れきった体を横たえ、家に帰って夕食までのひとときの時間をラジオを聴いて過ごしていた私。

その日も、ラジカセから流れるいつもの夕方番組を、半分眠くなりながら聴いていたのでした。

なんか聞いたことのない曲の紹介されたな?

アースシェイカーのラジオマジック」って紹介されたのだろうけど、その時は、何にも知らなかった私。

その頃はジャパニーズヘヴィメタルムーブメントが起こっていて、そしてその中でもどんな曲が流行っていたのか、とか、全く情報を知らなかった私。

ラジオマジック」は、結構前奏が長い曲なのだけど、その時も、「なかなか歌が始まらない曲だなあ・・・」と、うとうとしながら思ったのを覚えています。

・・・が!!

曲が進むにつれ、覚醒が起こり始めたのです!

「この声、なに⁉ 惹かれる!誰が歌っているの?」

「カッコイイ曲!なんていうバンドなの?」

「録音ボタン押しときゃ良かった~」

アースシェイカーの「ラジオマジック」に、みごとファーストインプレッションでとりこになった瞬間でした。

マーシーこと西田昌史の声にひとめぼれした瞬間でした。

そこから私は、すさまじい勢いでアースシェイカーを追いかけ始めることになったのです。

今、思い返せば、「出逢うべくして出逢ったバンドなのだ」と、この時ラジオを聴いていた自分を「よくぞ聞いていたな、お前!」と褒められずにはいられません。

アースシェイカーメンバー
初期のアースシェイカー

そしてそれは、アースシェイカーが一度解散する1994年のあたりまで、約10年続くことになりました。

アースシェイカーのファンクラブ「FAMILY」にも数年所属していました。

アースシェイカーメンバー

  • 西田昌史(Vocal) マーシー
  • 石原慎一郎(Guitar) シャラ
  • 甲斐貴之(Bass) カイ
  • 工藤義弘(Drums) クドー
  • 永川敏郎(Keyboard) トシ

「 これまでの人生で、3大ヴォーカリストと言えばだれ⁉」という問いがあったとしたなら、私は、

① 沢田研二

② 西田昌史(アースシェイカー)

③ 杉山清貴(杉山清貴&オメガトライブ)

の3人を挙げます!

3人に共通するのは、

・声に何といっても惹かれること
・歌がうまいこと
・SEXYであること

ラジオマジック」はアースシェイカーの代表曲であり、同じく代表曲の「モア」と双璧をなす曲で、ライブでは必ず演奏される曲。この曲をやらないことにはファンは納得できない、くらいの曲。

ラジオマジック EPジャケット
「ラジオ・マジック」 シングルジャケット

ラジオで初めて聴いて、とりこになった「ラジオマジック」を初めて、生で聴いたのは、高校3年生の夏の終わり、9月2日に島根県民会館で行われたコンサートでした。

 会場のある島根県松江市まで、ひとりで出掛けました。

それまで、体調を崩す以外の理由で早退などしたことがなかった私が、初めてズルをして早退した日でした。

コンサートの始まる時間までに、列車に乗って松江市にたどり着くには、どう考えても、最後の授業を受けていては間に合わなかったのです。

ラジオマジック PV

「ラジオマジック」のサビの部分、マーシー(西田昌史)のスコーンと抜ける高音とヴィブラートが、本当に心地よくて。

こんなふうに歌えたら、どんなに気持ちがいいんだろう!

初めてのアースシェイカーのライヴはあっという間に終わり、終わった瞬間、私は号泣していました。

そんなに前の席ではなかったけど、とってもとってもよく見えた。

すべてのシーンを目に焼き付けるんだ、と思って見ていたから。

地に足のついていない動きをしながらSEXYに歌い続けるマーシー、これがあこがれ続けていたバンド!

アースシェイカーに逢えたんだ、私!

そして、もう一つ、忘れられないのは、隣の席にいた、ひとりで来ていた林真理子似のお姉さん。

ヘッドバンギングもしたりして、ヘヴィメタバンドのライブというのは、こうやって頭を振るものなのだ、というお手本を示してくれたお姉さん。

ライブが終わって、感極まって号泣している私に、そっとハンカチを渡してくれた。

ピンク地に黒のドットのハンカチは、洗濯もしないまま、それからずっと私の「たからばこ」にしまわれています。

あのお姉さん、今、どこで何をしているのかな、元気でいるのかな。

お姉さんには伝えることができないけれど。

「あの夜のことは忘れることはできません。ひとりぼっちで心細い私の横で暖かく寄り添ってもらったこと、感謝しています。あれからも私、アースシェイカーをずっと追っかけ続けましたよ。」

かくして、私のシェイカー三昧は続いていく・・・

※本日(7月8日)は西田昌史氏の誕生日。この日にこの記事を書くことができて嬉しいです!(^^)!

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