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ベルベット パウ  VELVET PAW

その昔、1980年代初めから1990年中頃くらいまで活動していた、レディース・プログレッシブ・ロックバンドの『ベルベット・パウ』。

1stアルバム 『VELBET PAW』 1989年

ベルベットパウ

「プログレッシブ・ロック」というカテゴリーは、調べて読んでもいまひとつよくわからないのですが、ロックでありながらも、キーボードの存在感が強い、といった感じでしょうか。ハード・ポップと言ってもよいかもしれません。

確かベルバットパウ(以下、パウ)が活動していたころは、レディースバンドもたくさん出てきたころで、有名なバンドでは、レベッカやプリンセスプリンセス、ピンクサファイヤ、ゴーバンズとなどがテレビにもよく出ていた記憶があります。

パウについては、何の予備知識もなくCDジャケットだけの印象で購入したのですが、「なんて私はいいバンドにピンときたのだろう!」と自画自賛するほど、楽曲に一気に引き込まれてしまったのが最初の出会いでした。

1stアルバムの「VELVET PAW」(1989年)のラスト曲「LONG WAY OUT」を聴いたときの高揚感と言ったら!

パウは計4枚のアルバムを出していますが、この曲はパウの代表曲と言ってもいいと思っています。

イントロは激しいギターのリフで入り、一気に華やかな展開へ、須賀直美の伸びやかなボーカルに高揚感がますます煽られ…この曲は本当に何度も聞きこみ、たくさんパワーをもらいました。

LONG WAY OUT
https://www.youtube.com/watch?v=bvNfoO7aRgA

音楽雑誌などもよく読んでいたのですが、この1stアルバムはそれほど注目されておらず、評価もあまり見かけなかったのだけど、バンドの原点が感じられ、いかにも1stアルバムっぽいところが私はすごく大好きです。

2ndアルバム「SIGN」(1990年)で一番好きなのは、

After school
https://www.youtube.com/watch?v=VzrjExC9FTE

NAONのYAON出演時の動画のようですが、須賀直美さんのバブルOLっぽさがたまりません。

この曲を聴くと、就職活動していた頃を思い出します。

青春時代を過ごす都会の高校生の日常が映画のワンシーンのように切り取られている歌で、とても憧れたし、そういう経験ができなかった自分をうらやんだり…

2ndアルバム 『Sign』 1990年

SIGN
2nd 「Sign」

ライブにも行きたかったのです!

その頃岡山市民体育館で開催されたライブ。

聖飢魔Ⅱとアースシェイカーとベルベットパウが出演するという願ってもないライブのチケット。

音楽事務所ミュージックチェイスに所属しているロックバンドのフェスでした。

チケット取っていたのに行けなかったのです。

今でも、その時の自分の判断を悔やむこともあります。

でも、最近動画検索をしていたところ、ベルベットパウの動画が増えていることに気がつきました。

どうやらパウの元ファンクラブに入っていた方が、秘蔵の動画をアップされたようで、ライブ動画がたくさん…。

食いついて見てしまいました。

今になってパウのライブが見られる不思議さとありがたさ。あの時ライブに行けなかった気持ちが癒されていくみたいで。

ボーカルの須賀直美さんはライブによって、メイクやヘアスタイルのせいでしょうか?顔ががらりと変わっている時があり、それも注目ポイントでした。

 

3rdアルバム 『Desire』 (1991年)

DESIRE ジャケット
3rd 「Desire(ディザイアー)」

タイトル曲の「Desire」、シングルカットの「太陽をつれて」が代表曲ですが、私は「私の中の彼女」という曲が、パウらしくて好きです。

2ndアルバムの「After school」の流れを汲む曲といってもいいかもしれません。

そしてパウってテクニカルなバンドなんだなと改めて思わせるアルバムです。

Desire」を聴くと、初めて就職したころ、目覚めのアラーム曲にしていたのを思い出します。

部屋をシェアしていたので、隣部屋にいた友人が、「朝、いつも流れるのはなんていう曲?すごくいいね」と言ってくれたのも。

 

4thアルバム 『目覚めるまで』(1992年)

目覚めるまで ジャケット
4th 「目覚めるまで」

クレパス画のイメージのジャケット。

バンドにとっては最後のアルバムとなってしまいました。

タイトル曲でシングルカットされた「目覚めるまで」は、しっとりとした曲調が須賀直美の声にとても合っています。

どのアルバムを聴いていてもパウの曲は、本当に飽きることがありません。

ベルベット パウ 『目覚めるまで』

現在耳にしても全く色あせしていない楽曲。

今ならベルベットパウは流行ったに違いないのに・・と思ったりします。

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