1990年代のカッコいいガールズバンドをふりかえる
TWIGGY
BETTY BLUE
メジャーデビューしたバンドからインディーズのバンドまで、CDをコツコツと手に入れては、聴きまくっていました。
その頃愛読していた「ロッキンf」という雑誌に、東京にあるインディーズバンドのCDを専門に売っているお店の広告ページがあったのだですが、そこに載っているCD情報を目を皿のようにして読んでは知識を仕入れ、これだ!と思ったCDは現金書留で料金を支払って、送ってもらっていました。
通信販売もまだまだ主流ではない時代だったので、レアなCDを手に入れるのは本当に手間がかかっていました。
その頃東京に住んでいた弟に頼んで買ってもらったこともありましたが、そういうインディーズのCDなどを取り扱う店は、雑居ビルの中などかなりわかりにくい所にあったため、弟にも面倒くさがられたのを覚えています。
日本中が浮かれていた1990年代、私がとりこになってきたレディースバンドの記録を残しておきたいと思います。
TWIGGY(トゥウィギー)
関西出身の4人組。ワイルドな本格派ロックンロールバンド。
<リリースアルバム>
1st LOVE SOMEBODY(1990年)
2nd HONEY TRIPPER(1990年)
3rd PROM THE PARTY(1990年2月)
4th 恋愛狂奏曲(1990年11月)
vocal CHIKAのハスキーな声が特徴的。
確かCHIKAはエアロスミスのスティーブン・タイラーのファンで、歌い方も影響受けているな、とわかるところがたくさんあります。
ツバひろハットがお気に入り。
1stアルバムの「し・か・け・てモーション」はシングルカットもされましたが、この曲を聴くと、バブルの頃に一気に戻りますね。
アルバムをリリースするたびに、曲調がオトナのお姉さんっぽくなってしまった感じがしています。
勢いに任せて走ってる感じの1stがやはり私は一番TWIGGYらしくていいなあ、と思います。
Betty Blue(ベティブルー)
深夜番組の中から生まれたガールズハード・ポップ・ロックンロールバンド。
短期間の活動でしたが、その間、ボーカルもチェンジしています。
<リリースアルバム>
1st Hush!(1990年10月)
2nd JADE(1991年3月)
3rd No Big Fuckin' Deal(1991年10月)
1stアルバムのみ、金子美香がボーカルですが、この方の色っぽさと言ったら…
NAONのYAONに出演したときの動画『夢見る頃過ぎて』を観ると、vocalの金子美香は、同性の私でも見入ってしまうほど、色っぽさにあふれています。
なんとなく少年ぽいイメージを持っていたので、この変わりようには驚きました。
この歌は確かACTIONの曲でしたね。歌詞は少し変えてありますが。
2ndからのボーカルは佐伯里絵にチェンジ、金子美香よりは少し低めの声ですが、Betty Blue メロディーはちゃんと受け継がれている感じがします。
3rdアルバムのタイトル曲「No Big Fuckin' Deal」がドライブ感があって、とてもかっこいい曲です。