また来たよ!岡山。
2月15日(水)、聖飢魔Ⅱ 期間再延長再結集『35++執念の大黒ミサツアー FINAL』のライヴビューイングに行ってきました。
場所はイオンシネマ岡山。
1月の岡山市民会館のライブで、20代のころの音楽漬け脳内記憶部分が刺激を受け、活性化してしまったせいでしょうか、2月15日に行われるFINALツアーが全国の映画館でライブビューイングされると知るやいなや私の行動は加速しました。
人生初のライブビューイング。
早い話が映画を観るように生ライブを観る感じなのですよね。
19時から始まるライブ、夕食を軽く済ませてから観ようと思って早めにイオンに向かいます。
イオンへの直結歩道橋からみる岡山の街。
夕暮れ時のこんな街の風景にはついつい足を止めてしまいます。
こういう瞬間もライブと一緒に記憶に残したいから。
さて、イオンシネマ。
会場はスクリーン6。観客は250席の3分の1くらいでしょうか、感染対策で席はひとつずつ空けてあります。
客層は、1月の岡山市民会館の時と同じような感じ、幅広い年齢層、ということで。
19時少し過ぎた頃、スタート。
いろんなアーティストのライブを観てきた中で、聖飢魔Ⅱは開演時間をしっかり守っているバンドだなと思います。
…だいたい遅れるんです、ロックバンドって。
じらす作戦もあったりして?なんて思うこともありました。
お決まりのメンバーからのライブ始まりメッセージ(今回はゼノン石川)が会場に流れ、いよいよ始まりです!
いきなり「EL・DORADO」!!
いきなりです!
1月の岡山市民会館のライブでは、一番ラストの大トリ曲だったのに、今回はいきなり⁉
次は「RATSBANE」。聖飢魔Ⅱはダンサブルでおシャレな曲もたくさんありますが、この曲はその筆頭をいく曲だと思います。
この曲の途中で、デーモンとルークがタイミングを合わせて、クルっと1回転するのが、とてもお気に入りになりました(ハートマークつけたい)
ここまできて、ハッと気がついたことが。
ライブビューイングって、ステージが近い・・・
メンバーがよく見える・・・
本当の意味でのライブではないけど、こんなによく見えるのってすごくラッキーかも。
映画館のためオールスタンディングまではしないので、座って見続けられることができ、ライブをじっくり鑑賞できる感じ。
でもやはり観ているうちに、自然に体は動き出してしまうのですが。
中盤の「魔界舞曲」。
私にとっては涙腺崩壊曲のひとつです。
高校3年生、受験生だった私は、岡山の大学に行きたかったのだけど、結局それはかないませんでした。
受験の時に心を落ち着かせるために持って行っていたカセットが、聖飢魔Ⅱの「地獄より愛をこめて」。
このアルバムに入っていた「魔界舞曲」が気分が上がって、いちばんお気に入りの曲だったのです。
あれから数年経った今日、ここ岡山でこの曲を聴いているなんて。あの頃こんなことは想像もしなかったことです。
1月のライブでもますます好きになった「嵐の予感」。
あれから何回も何回も聴いたけれど、聴き飽きることがありません。
終盤の歌詞「君は何をやり遂げるため生まれてきたのか~」がますます胸に響いて、この曲は今の時代でこそ流行るべき曲なのではないか?とも思ったりします。
聖飢魔Ⅱはデビューしたときはイロモノ扱いされることが多いバンドでした。
だけど、そういう見られ方をあえて否定することなく、イロモノの歌を本気で歌い(曲のクオリティは高いと思う)、時には社会問題をテーマにした歌を歌い、時には色っぽく、いろんな曲を作り続けてきました。
ファンをいい意味で裏切るようなアルバムを出したりもしたけど、それでもその中に、聖飢魔Ⅱの筋の通った音楽性をファンは必ず感じ取っていたと思います。
音楽性というよりも芸術性といった方がいいのかもしれません。
それを最大限に表現するパフォーマー、デーモン閣下。
ラジオのオールナイトニッポンもよく聞いていたけど、どんな芸当もこなしてしまうその器用さとずば抜けた感性。
芸能人…というありふれた呼び方ではなく芸術家と呼びたいです。
聖飢魔Ⅱのライブはアンコールはなくて、「休憩時間」があります。
今回は15分。その間も聖飢魔Ⅱのメンバーのトークが会場に流れ続けて、客を飽きさせないようにします。
ライブビューイングで、ステージが間近で観られたので、気づいたことがありました。
ギタリストのS.G.ルーク篁とE.M.ジェイル大橋。どちらのギタリストも素敵なのですが、具体的にどこが素敵なのか?私なりの理由が判明しました。
ルーク篁は腿(もも)、ジェイル大橋は膝(ひざ)、の動かし方と位置取りがとても魅力的なのです!
そしてそれを効果的に演出するための衣装。
ギタリストは、ギターから下の部分の見せ方ってすごいポイントだな、ってことにも気づきました。
ジェイル大橋はシルバーのロングブーツが本当によく似合っていて(KISSをついつい思い出してしまうのですが)、アップで映し出されたときは常にそこに目が釘付けになってました。
EL.DORADOでないとしたら、ラストの曲は何で来るんだろう?と誰しも思っていたでしょう。
かまされた曲はなんと、LOVE LETTER FROM A DEAD END!!
私の中ではこの曲は聖飢魔Ⅱの「オシャレ曲」に分類されるのですが、「こうきたかー!」と思わせられるラスト曲でした。
聖飢魔Ⅱ、本当にかっこいい・・・
思い出深い岡山で、観られてほんとうに良かった・・・
聖飢魔Ⅱのデーモン閣下のMCでは、次の40thが気づけば2年後で、復活は約束はできないが…できれば…、ということでしたけど、ぜひまた逢いたいに決まってる!
聖飢魔Ⅱなら、ファンが喜び幸せになることをいろんな手段を使って絶対生み出してくれるはずだから。
『聖飢魔Ⅱ The35++th Anniversary TENACIOUS GREAT BLACK MASS TOUR』
セットリスト
2023年2月15日 東京国立代々木体育館
- EL DORADO
- RATSBANE
- RUN RUN RUN!
~Keyboard solo GOOD NIGHT MELODY - BAD AGAIN ~美しき反逆~
- 鬼
- 魔界舞曲
- RENDEZVOUS 60 MICRONS'
- 嵐の予感
- 呪いのシャ・ナ・ナ・ナ
- 悪魔組曲 作品666番 変二短調 第1楽章:STORMY NIGHT~
- 蝋人形の館
- 悪魔組曲 作品666番 変二短調 第4楽章:DEAD SYMPHONY
~Encore - WHAT‘S HAPPENINNG?
- 地獄の皇太子
- WINNER!
- 永遠の詩 -A Song Of The Deceased-
- BRAND NEW SONG
- LOVE LETTER FROM A DEAD END