お出かけレシピ

美しいレンズに魅せられて 海の京都丹後半島の見守り人『経ヶ岬灯台』  

経ヶ岬灯台を極める

経ヶ岬灯台を訪れるのは、これで6回目くらいになるでしょうか。

本日は、はまずまずの晴天。

丹後半島にある「道の駅 丹後王国」を訪れたおり、ここまで来たならぜひ経ヶ岬灯台にも行かなくては!

日曜日ということもあり、駐車場につくと、数台の車が駐車していてました。

駐車場のいつもの位置から見える経ヶ岬灯台を確認。

駐車場から見える経ヶ岬灯台
駐車場から見える経ヶ岬灯台

携帯のカメラ性能が上がって、初めて来たときに撮った写真よりも鮮明に撮れました。

美しい灯台の瞳(レンズ)がここからでも確認できます。

久々に、灯台まで登ってみることにしました。

灯台までの道のり、約400メートル、所要時間20分程度。

登り始めは段差のある階段がしばらく続きますが、200メートルほど上ったあたりで、なだらかな下り道に。

ほどなくして到着!

2023年10月1日の経ヶ岬灯台
経ヶ岬灯台は、撮影場所に困らない灯台です

灯台の美しい瞳、大きな3面の第1等フレネルレンズが迎えてくれました。

経ヶ岬灯台は、灯台の光が陸地に差し込まないようにさえぎるための遮蔽版(しゃへいばん)が取り付けられていないので、

レンズの設置されている灯室が本当によく見えます。

経ヶ岬灯台のフレネルレンズ
エメラルドのレンズが太陽を反射してキラキラか輝いていました

数年前の5月6日の「灯台公開日」に、この灯室の中まで上がって、レンズを間近で見たことを思い出します。

今日の日本海は、少しだけもやっていて、水平線もかすんではいましたが、

その角度、ぐるり220度くらい!?

約17秒の動画  水平線を追っかけました

いつも来るたびに思うこと。

このレンズが回転しながら光を発しているところをぜひ見たい。

それには、夕方から夜にかけて、もしくは明け方しかチャンスはありません。

難易度は高いですが・・

いつでも絵になる経ヶ岬灯台
いつでも絵になる経ヶ岬灯台

経ヶ岬灯台に行くまでの道の途中で、経ヶ岬山頂展望台へ向かう分岐点があります。

この分岐から頂上まで約200メートル。

これまで山頂の方には登ったことがなく、今回トライしてみることにしました。

序盤に続くキツい階段も休み休み上がり、ゆっくり頂上を目指しました。

やっと着いた経ヶ岬山頂展望台

10月に入ったせいか、吹き抜ける風がとても涼しく、汗がいっきに引いていきます。

経ヶ岬山頂展望台 あずまや
経ヶ岬山頂展望台

展望台からは、期待していたよりも意外と見晴らしがせまく、経ヶ岬灯台は、生い茂る草木で隠れていて見えませんでした。

ここから少しでも灯台が見えたなら、もっといい山頂展望台であろうに・・

車でずっと通ってきた、袖志地区の町並みがかろうじて見えました。

経ヶ岬山頂展望台より
日本海に面した袖志の町並み

山頂展望台から下りる途中、経ヶ岬灯台の先端が少し見える場所がありました。

先端が子どものぼうしみたいでカワイイですね。

ちょこっとだけ見える灯台
山頂への遊歩道から灯台がみえるのはここだけ

駐車場に下りると、7~8人の外国人観光客がいるのが目に留まりました。

神戸ナンバーのレンタカー2台に分乗して、経ヶ岬灯台を訪れたようです。

軽装の外国人観光客が数人 そこからは灯台は見えませんよ~!

様子を見ていると、駐車場から灯台が見える位置にどうやら気が付いていないようです。

せっかく遠い所からはるばる日本に来ている彼らに、

「灯台はここから見えますよー!」

と教えてあげたい。

意を決して、一人の女性にたどたどしく話しかけました。

The Lighthouse point view is there・・・かなんか。(あとで翻訳機アプリで調べたら、”You can see the lighthouse from there”と出ました)

point view と指さしたのが一番わかりやすかったようで(笑)、みんながゾロゾロと灯台の見える位置に移動していきました。

そして、めでたく経ヶ岬灯台を目にすると、

「Wow~!」と歓声が。

・・良かった。とりあえず喜んでくれたみたい!

外国人観光客が経ヶ岬灯台に来るなんて、これまではあまりないことだったと思います。

昨今の傾向として、日本のメジャーな観光地よりも、こういった日本の「地方」を訪れる外国人観光客が増えているといいます。

外国人観光客なりの、「行きたい日本」の目線があって、来ていると思うのですが、

逆に、日本人が外国の地を観光する時はどうなのだろう?

私としては、よく知られた観光地にやはり足が向いてしまうと思います。

外国の「地方」については、情報量が少ないと得体のしれない感じがしてしまい、今のところは行こうとは思わないかも。

外国人さんたちは、いったいどんな情報を得て、ここ経ヶ岬灯台に来てくれているのでしょうか?

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